香里奈「ビジュアルクイーンオブザイヤー2002 infini」
フジテレビ/ポニーキャニオン 02.08.07 3990円 30+14分 PCBC-50256
雑誌『Ray』のモデルとして活躍。ドラマ『カバチタレ!』で女優デビューもはたした香里奈の(そしてこれがおそらく唯一となる)1stイメージビデオ。
モデルだけど、女優。女優だけど、モデル。そんな彼女が“アイドル”に挑む。みたいな。写真だけのイメージで捉えてると、ちょっと損しますよ。
VQ2002、全作共通のオープニング。
このあと真っ暗な画面に、「infini」のサブタイが出ますが、これは“無限”の意。
ぶわん、とテレビの電源を入れる彼女。ブラウン管の中にいるのがこちら、ってことですね。
最初のチャプターはまずゆったりムード、メイクなどする香里奈さんの姿から―
…この強い瞳を前にすると、思わず“さん”づけにしたくなりますよね(^^;
ウィスパーボイスのおしゃれな曲に乗せて―
のっけから、スタイリッシュな雰囲気。
やっぱモデルさんです。なにしてもキマるというか、立ち居振る舞いに貫禄があります。
あと笑うと、笑顔がキュート。
外へ出た彼女、こんな予想外(!)のサービスショットをおりまぜつつも―
シャッフルでイメージシーンを展開。
でもって、この人、全然見せ惜しみをしない。ボディにも自信あるのか、堂々としていて、そこがすごく気持ちいいです。
こんなローラースケートで走ったり、
プールサイドでにっこり。表情の見せ方ってものを、さすがによく知っていますね。
子どもにも優しい、香里奈さん。
意外と…巨乳?
キツそうなイメージとちがって、とってもフレンドリーな人です。
さて、ひと段落すると、今度は自転車で島をサイクリング。
途中でアイス食べたり―
どこいっても大人気です、この人。さもありなん、って感じですが。
おじさんのとろけそうな顔がたまりません。
ふたたび戻ってくると、イメージシーン。デッキブラシで、プールを掃除。
部屋で料理。
手さばきはわるくないんですが…
目玉焼きは、ぐじゃっ、としてて、なんだか見た目はビミョー(^^;
でも感想はひと言、「うまい」だそうです。男らしい。
変顔なんかもしてくれる香里奈さん。
これ、一回だけじゃなく、何回もパターン変えてやってくれます。
途中で撮影してるマネージャーさん(?)が心配して、止めようとするんですが…(^^;
こういった、静かなイメージシーンも、なかなか。
夕陽を背に浴びて―
ふたたび自転車で、海にやってきた彼女。
うわっ、て思いますよね。こんな撮り方、いいの?みたいな。こっちが動揺。
透明度抜群の海に、この人の肢体は映える。
なぜかビーチをダッシュしてたり―
茶目っ気たっぷりの動きや表情をみせてくれて、
最後はまたわざとこんな顔。見事にシメてくれる香里奈さんです。
全然気どったところがありません。
アイドルの基本、四つん這いカットまで―
こういった明るくて、屈託ない姿みると、好感度あがっちゃいますよね。
ああ、イメージと全然ちがうじゃん、って。
海を眺めながら、ご機嫌クルーズ。
きゃわ、って感じ。
夜のバザールみたいなとこでも、やっぱり人気。
「ジャポンからいちばんの美人が来たぞ」みたいな感じでしょうか。
さて、ここからはちょっと駆け足になってしまいますが…
お風呂でゆったり―
ファッションモデルらしく、何種類もの服を試着して、かっこいい姿をみせてくれます。
いうまでもなく、キマりまくりです。本職ですから。
そしてラスト―
聖堂にやってきた彼女は、
つま先立ちの、バレエステップを踏みます。
華麗に舞う、美しきスワン― みたいな。
そこに答えはありません。美とはいつもただそこに存在するだけで、理由のないものですから―
なんて、勝手に補足してしまいましたが(^^;
麗しき容貌をもつ香里奈さん、風に吹かれながらニューカレドニアをあとにします。
エンディングです。
~目ヂカラ最強 意外と気さくな“でらべっぴん”モデル~
自分のこのビデオに対する印象は、上のほうを読んでいただければ、もうおわかりだと思うんですけど、ひとつ、確実に言えることがあります。
それはもし、このビデオに出会わなかったら、自分は“香里奈”という人に対して、何の興味も関心ももたなかっただろうこと―。
モデルから女優へ華麗に転身して、その後も順調に売れたわけですから、いずれ、どこかで存在は知っただろうけど、たぶん何の感慨もなく「ふーん」って通り過ぎてたと思うんですね。ああ綺麗なモデルさんだね、と。
でも、今はちがう。キッとカメラをにらみ、カッコいいことしてるだけの姿が彼女じゃないって知ってるから、「あっ、香里奈、ドラマ出てるんだ。じゃあちょっと見てみよう」とか思ったりもする。
…これって、スゴいことだと思いませんか? まさしく「イメージビデオ」の存在価値を示してるというか、これはスタッフも彼女も、がんばって良いものつくろうとしたからこそ、こういう現象がおきたわけで、たかが“アイドルビデオ”なんて言えないと思うんですね。
彼女が「アイドルビデオなんて…」とバカにすることなく、一生懸命取り組んだからこそ、ファンをひとり増やした。
たぶんおなじようにこの作品を見て、おなじように感じた人が、数百人か数十人かはいるはずで…、つまり何が言いたいかというと、そんなパワーをもったこの作品は、まちがいなく名作中の名作。すべてが洗練されつつも、全然とりすましたところがない(カメラワークも)。見てみればきっとあなたも、“気さく”な香里奈に魅了されると思いますよ。
【8.5/10 A】
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