松下萌子「Moeco TV」
エイベックス/avex distribution 02.03.13 3990円 44分 AVBD-34066
歌手としても活躍する松下萌子、初のイメージV。97年に“国民的美少女”コンテストのマルチメディア賞を獲得し、その後デビュー。
パケ写は非常にかわいくて、華やかで良いですよね。avexという会社は、こういうところに長けています。
はいOPはこんな感じで。めざましテレビのめざましくんみたいなのが、ピョョーンと飛んできて。
CGで凝ってます。『MoecoTV』のはじまり、はじまり~
で、コート姿の彼女登場。外から帰ってきて、ピッとTVをつけるところから。
ひとり暮らしっぽいんですけどね…とてつもなく優雅なおウチに住んでいて (^^;
でもまあ四畳半のアパートが舞台、ってのもどうかと思うので(こんなのありましたけどね)、これでオッケー。
ほっとひと息ついたころで、テレビを眺めます。
でもって、彼女はグルメ番組をチョイスするんですけど―
すっごい気合いの入ったつくりなんですね。ホンモノの番組みたいで、テロップとかも本意気で。さすがエイベックス!(意味不明)
本物のフレンチレストラン借り切っちゃったよ!みたいな。シェフもどうやら本物っぽいです。
で、この番組のレポーターも松下さんで―
こんな風に、本物のフランス料理がつぎつぎに出てきてですね…ごくっ
お上品に、美味しい料理をいただいたところで、さよーならー、と挨拶。
「みなさんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。それではまた来週」なんて感じで、
番組はエンディングを迎えます。EDテーマは彼女の『夏色』という曲。
じつはこれ、よそのイメビと深い関わりがあって、フジの“ビジュアルクイーン2001”のテーマ曲だったりもします。

…で、それをだらーんと、弛緩した雰囲気で眺めてる彼女。
就活帰り21才女子大生―、みたいな雰囲気がリアルっぽくてイイ感じです (^^
画面じゃこんな通販番組がはじまります。
メガネっ子です。手にしてるのは“モエクリーン”だそう。
「泡が立たないので、ほかの洗剤よりすすぎが簡単!」とか (^^;
おつぎは『ベストヒットモエTV』という歌番組。
今週の第1位は―(ダカダカダカダカ…ジャン!) もちろん彼女の曲! “雨あがり”。
ってことで、PVがここでも流れます。ちょっとだけなんですけどね。CDTV風。
で、番組見てる間に、いつの間にか夜に。なにげにパジャマに着替えてる彼女。
彼女がこうして七変化しちゃうのが、この作品『Moeco TV』なんです。
そしておもむろにゲームをはじめます。
はい、これが起動画面で。“MM2”ってなんやねんって感じですよね(^^; マツシタ・マッシーンの略でしょうか?
松下なら「3DOリアル」風にすべき…とか思った人は、ちょっぴりゲームマニア。
そして『moecoのハッピーデート』というゲームがはじまります。背後のクルマは、BMW Z3ですかね…
で、まずは車を運転してるところからスタート!
「おはよ」なんて言って、彼女が乗り込んでくるところから。かわえー。
…ですけど、これはゲームなので、選択肢とか出てくるんですね。
萌子ちゃんに会った最初の一言は?
『A. 渋滞してて遅くなっちゃった!!』
『B. 遅くなってごめん。』
って具合に。
ここでA.を選ぶと、ガーン!とか音楽が流れて(^^;
『遅れたのに言い訳はいけません。まずはあやまりましょう』とか説教されてしまいます(^^;
彼女も「ふーん…そっか。」とか高飛車なカンジで。いやいやいや― (^^;
迎えにいったのにね、いきなりこんな仕打ちを食らうのは、どうにもオカシい気がします(^^;
このあとも、渋滞にはまって不機嫌になったり、どうにもワガママ仔猫ちゃんな彼女です。
で、ご機嫌直しにテレビをつけて、歌番組を見たり―
もちろん出てくるのは、松下さん! 『ベストヒットモエTV』がはじまって、PVが流れます。
目的地に着いて、やっと笑顔になって―
ああこの人、めちゃくちゃ美形なんだな…って、今さらながらにそう気づかされます。気づく余裕すらなかったってことで(^^;
「すごーい、ひろーい公園。すごいねー」なんつったりして、笑顔で歩く彼女。
これはちょっと…グッときます。さっきまでとのギャップで、クルものがあるんですよね。なんかこのあたりイイかも。
で、仲良くキャッチボールとかするんですが…
「ごめーん、ごめーん、力ありすぎたね。」とかアイケルバーガーなみの超絶暴投球を投げ放ち、さらには拾いに行かされてしまいます(^^; をいっ
そしてデートもクライマックスです。
「お腹すいた? お腹すいちゃったね」と小首をかしげる彼女。
あなたはなにが食べたいですか?
A. 肉じゃが
B. 海老フライ
と、……
そこで正しい選択肢を選ぶと―
「じつはね、今日もえ、お弁当つくってきたんだ!」なんて言ったりして…
「はい、あーん」なんて、肉じゃがを食べさせてくれたりするんですね。
これがね、ホントにカワイイんですよ(^^ くやしいことに。
ズルいですよね…あんなに振り回しておいて。
さあ最後の選択肢です。これを正しく選ぶと、はたしてどうなるんでしょうか―
(なんて、“引き”をつくってみたり)
そしてゲームをやり終え、満足気な表情の松下さんです。
パジャマかわいいですね。
で、う~ん…と伸びをしたりなんかして―
どうやら夜も更けてきたようです。
画面では、さっきのメガネっ子の松下さんが、まだ売り込みつづけていて…
今度は“モエビデオ”という商品をとりだしており―
あやしげな商品かと思いきや、中身は音楽ビデオ! もちろん彼女のPV!
で、この場面で流れるのは、斉藤由貴のカバー『卒業』なんですが、これが絶品です。すばらしいカバーなんですよ…彼女の声に合ってて。
これは『萌子の部屋』という番組。
ゲストを呼ぶトーク番組、じゃありません。彼女がこうして淡々と詩を朗読する―、という斬新な発想の番組です (^^;
それをつまんなそーに眺める彼女 (^^; どうも視聴者の反応はイマイチなようですね。
彼女も眠くなってきたようです―
で、ベッドに潜り込むと、枕元の灯りを消します。
パチン―
すると浮かび上がってくるのは―、今まであったシーンの、NG集。
これは台詞がカミカミになってしまって、「あ゙あ゙あ゙ぁん」と恥ずかしがる彼女。
「はい、あーん」…の場面で、自分でパクリっとつまみ食いしてしまう彼女!
うーん…小悪魔! こう言っちゃナンですが、彼女はオトコ心を手玉にとるタイプです (^^;
で、この間、彼女の『ド・キ・ド・キ』というPOPな歌が流れてるんですが、そんな明るいムードのまま、Ending。
彼女と過ごす、長くてあっというまの1日―
ごほうびは“笑顔”だけでしたが、たまにはこんな1日(1本)もいいかも。
~小悪魔スマイル。たまには楽しい振りまわされ系デート~
なにか最近はね、世間は「松下奈緒」「松下奈緒」って、まるで松下姓のアーティスト系アイドル(と言っちゃいけないのかな? アーティスト系“美人”)っていったら、松下奈緒さんしかいないような口調ですけどね、ちょっと待ってくれと。だれか忘れてやいないかい? と。そう言いたい。付和雷同的な世に問いたい。
それはなんといっても、この松下萌子さんですよ。歌はうまい。ルックスも○。ちょうどこのビデオが発売された5,6年くらい前でしょうか…“ガールポップ”ブームというのがありましたけど、その中でもかなり期待度が高く、また光っていたのが彼女だったと思うんですね。上で述べたように、“VQ2001”のテーマソングに選ばれたり、また森高千里や斉藤由貴をカバーして話題になったりと―、まあ世間的な大ヒットにはつながりませんでしたが、人気は高かったんですね。その名のとおり“GiRL POP”という雑誌がありましたが、そこでもよくとりあげられてた記憶があります。
で、そんな彼女の初のIV。それはごらんのとおりTVプログラム風で、露出は一切ナシと。本来ならね、水着のひとつもないって時点で…どうにも買おうという気も湧かないんですが、いやあまり期待せずに見てみたらよかった! うん、かなり楽しめましたね。
まあなんといっても楽しいのは、ころころネコみたいに変わる彼女の表情ですよ。擬似デートの場面。ぷいっとソッポをむいてみたり、いきなりニコニコになったりと―、この移り気っていうんですかね、思わせブリなところなんかがミョーに現実的でイイんですよね。ああ、あるある…って感じで。こういうの、カチンとくるよなー、とか (^^; ま、そういうのも含めて。ただの「萌え~」(すでに死語っぽい…)なビデオにしなかったことは、非常に評価できます。“彼女の良さを伝えよう、おもしろいものつくろう”っていう意欲が、すごく伝わってくるんですよね。スタッフの。
で、ちょっと話もどりまして、なぜ自分がこのビデオ買ったか?という話ですけど―、もちろん彼女のことを少し知ってた、ということもあったんですが、決定打としては「L⇔Rの黒沢秀樹が彼女に曲提供してる! それをこの作品内で聴ける!」(このVのテーマソングになってる『ド・キ・ド・キ』という曲がそれです)、という点で、いやね、デビューした頃からのL⇔Rのファンなんですよ…自分。まあたぶん、そんな理由でこのビデオ買ったのは日本で数人しかいないと思いますが、でもその『ド・キ・ド・キ』を含め、全体的にはかなり満足でした。
【7.5/10 D】
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